FXが贈る世界的ヒットドラマ『SHŌGUN 将軍』の続編となるシーズン2が正式に始動する。撮影は2026年1月からカナダ・バンクーバーで開始予定。主演の真田広之とコズモ・ジャーヴィスが再びメインキャストとして復帰し、物語は前シーズンから10年後の時代へと進む。
本作は当初リミテッドシリーズとして制作され、ジェームズ・クラベルの小説『将軍』を原作に、戦国時代末期の日本を舞台とした壮大な人間ドラマが描かれた。2024年に配信されたシーズン1はFX史上最高の視聴数を記録し、エミー賞では歴代最多となる18冠を獲得。真田広之は主演男優賞、アナ・サワイは主演女優賞を受賞し、日本およびアジア系俳優として歴史を塗り替えた。
続編となるシーズン2は、原作のない完全オリジナルストーリーで構成され、「異なる世界の二人の男の運命が再び交差する物語」として描かれる。物語は、徳川家康をモデルとする武将トラナガ(真田)が幕府の権力を固めた後の10年後が舞台。そこへ再び現れる英国人航海士ブラックソーン(ジャーヴィス)との関係が鍵を握る。
コズモ・ジャーヴィスは本作で共同製作総指揮としても名を連ね、真田広之は前作に続き製作総指揮に昇格。また、脚本を手がけるレイチェル・コンドーとジャスティン・マークスは、「原作で未使用だった要素やキャラクターを新シーズンに組み込む」と語っており、クラベルの世界観に根ざした新展開が期待される。
撮影地については、真田が以前「日本での撮影」を示唆していたが、FXのジョン・ランドグラフ会長によると、日本のロケインフラの課題から断念され、前作同様にカナダでの撮影が継続される。
なお、シーズン2とシーズン3の連続制作は予定されておらず、三部作構成にするかどうかも未定。ただし、制作陣は「本作の歴史的スケールを考えると3シーズンが最適」としており、さらなる続編への期待も高まっている。
『SHŌGUN 将軍』は現在Disney+で配信中。