ブラッド・ピットと『西部戦線異状なし』で知られるエドワード・ベルガー監督が、新作映画『The Riders』でタッグを組むことが明らかになった。米メディアDeadlineが独占で報じた。
本作は、ティム・ウィントンの1994年の小説『The Riders』を原作とし、脚本は『サスペリア』(2018)などで知られるデヴィッド・カイガニックが担当する。ストーリーは、2年間のヨーロッパ放浪の末、アイルランドで古びた農家を購入した主人公フレッド・スカリー（ピット）が、妻ジェニファーと7歳の娘ビリーを迎えに空港へ向かうも、現れたのはビリーだけだった──というミステリアスな展開だ。
製作はリドリー・スコットとマイケル・プルスが率いるScott Free Productions、カイガニックとベルガーの制作会社Nine Hours、そしてブラッド・ピット自身のPlan B Entertainment（ジェレミー・クライナー、ディーディ・ガードナーと共同）が担当。配給はA24が手掛け、世界公開を予定している。
撮影は2026年初頭より、ヨーロッパ各地で開始される予定。A24は本作の資金提供と劇場配給を担当し、グローバルリリースを計画している。
ベルガー監督にとっては、近作『Conclave（コンクラーベ）』の成功に続く大作であり、ピットにとっても話題作『F1』（2025年6月27日公開予定）に続く注目作となる。なお、ピットは本作の前にNetflix向け映画『The Continuing Adventures of Cliff Booth』の撮影を控えており、デヴィッド・フィンチャー監督、クエンティン・タランティーノ脚本という豪華布陣が話題を呼んでいる。
出典
- Deadline “Brad Pitt & Edward Berger Team On ‘The Riders’ From Scott Free As A24 Boards To Distribute And Finance” (April 28, 2025)