世界的ポップスター、ジャスティン・ビーバーが、2021年のアルバム『ジャスティス』以来となる待望の新作に向けて本格的に動き出している。米『Hollywood Reporter』が関係者の話として伝えたところによると、ビーバーは現在アルバムの最終仕上げに取り組んでおり、創作のインスピレーションを求めて北欧の国に渡航中だという。
■ ロサンゼルスでのジャムセッションも話題に
関係者によると、ビーバーはここ数カ月間、自宅で頻繁に「ジャムセッション」を開催しており、参加メンバーには長年のDJであるテイ・ジェームスや音楽監督HARV、SZAとのコラボでも知られるカーター・ラング、オーストラリアのアーティスト、エディ・ベンジャミンなどが含まれているという。
そのほかにも、UKの若手シンガー・ソングライターセクー(Sekou)や、カリ・ウチスの「I Wish You Roses」やザ・ウィークエンドの「Die For You」で知られるプロデューサーディラン・ウィギンスら、SNSで発掘した新鋭アーティストたちも制作に参加しているようだ。
■ 心身ともに絶好調、創作意欲も高まる
「ジャスティンはとても良い状態にある」と関係者は語っており、北欧のような寒冷な地での創作活動は、これまでもしばしば彼の中で重要な節目になっていたという。過去には米アスペンでの滞在中にインスピレーションを得たことも。
現在、ビーバーはユニバーサル・ミュージック傘下のDef Jamとの契約で、残り4枚のアルバム制作義務を抱えており、本作はその一環と見られている。
■ 進化を続ける“ポップの王子”
2009年のデビュー以来、ジャスティン・ビーバーはこれまでに6枚のフルアルバムをリリースし、Spotifyでは17曲が10億再生を突破。Billboard Hot 100では8曲のNo.1ヒット、26曲のトップ10入りを記録している。また、RIAA(アメリカレコード協会)によれば、全米でのアルバム売上はおよそ2,400万枚にのぼる。
なお、マネージャーであったスクーター・ブラウンとの契約解消も最近話題になったばかり。新たなチーム体制のもと、ビーバーは自らのビジョンに沿った新章に踏み出しており、今回の北欧での滞在もその一環と見られている。
アルバムのリリース時期は明らかにされていないが、2025年内の発表に期待が高まる。
出典
Hollywood Reporter(2025年4月25日)
”Justin Bieber Heading Abroad to Finish Long-Awaited Album (Exclusive)”
https://www.hollywoodreporter.com/news/music-news/justin-bieber-finish-album-abroad-nordic-country-1236199623/