日. 6月 15th, 2025

──「信じられない」 マーベル仲間が恋しいと語るも「ブラック・ウィドウ再演には手を出さない」

スカーレット・ヨハンソンがアカデミー賞に物申している。カンヌでプレミア上映される『Eleanor the Great』で監督デビュー、また今夏公開の『ジュラシック・ワールド:リバース』への出演が発表されているヨハンソン。彼女がVanity Fairのインタビューで、彼女は『アベンジャーズ/エンドゲーム』が作品賞など主要部門から完全に無視されたことについて、今もなお驚いていると語った。これまでにマーベル映画で作品賞にノミネートされたのは『ブラックパンサー』のみである。

「この映画がどうしてオスカーにノミネートされなかったの?」と、ヨハンソンは2019年に公開され歴史的興行成績を叩き出した『エンドゲーム』について語った。同作は視覚効果賞のみのノミネートだった。「成立するはずのない映画が成立し、しかも映画作品としてしっかり機能している。そして何より、史上最も成功した映画の一つでもあるのに。」

『エンドゲーム』は、ヨハンソンにとっても大きな節目となった作品だ。彼女が2010年の『アイアンマン2』以来演じ続けてきたブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフが劇中で死を迎えるからだ。彼女はその後、パンデミック中に公開された前日譚『ブラック・ウィドウ』で一度だけ復帰したが、以後はマーベル復帰の可能性を繰り返し否定している。

「どんな形で戻るにしても、それが自分やキャラクターにとって意味があるのか理解するのは難しい」とヨハンソンは語った。「仲間たちのことは恋しいし、ずっと一緒にいたいとも思うけれど、このキャラクターの物語が完結しているからこそ魅力があると思うの。そこを壊したくない。ファンにとっても、それは大事なことだと思う。」

『エンドゲーム』が無視されたことには不満があるものの、ヨハンソンは今年のアカデミー賞にもプレゼンターとして登場。『Eleanor the Great』で主演を務めるジューン・スキッブと一緒にステージに立った。しかし彼女には、2025年の授賞式についてもう一つ不満があった。

「なんであんなに長かったの?」と彼女は苦笑しつつ言った(同じインタビューでは「映画って最近長すぎない?見るのが義務みたいに感じる」などとも語っている)。

Vanity Fairが「時間が長かったのは、ジェームズ・ボンドのトリビュートのせいでは?」と指摘すると、ヨハンソンは「ノーコメント」と答えた。「広告みたいだった。変な感じだったわ。みんな『何あれ?』ってなってた。」

オスカー授賞式のジェームズ・ボンド・トリビュートでは、Raye(レイ)、LISA(リサ)、ドージャ・キャットらのパフォーマンスや、マーガレット・クアリーのダンスが披露されたが、視聴者からは酷評された。一部アーティストは批判に応える形でコメントも発表。なお、Rayeは「自分なりにベストを尽くした」と語っている。

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